事業内容

• 水処理・廃棄物処理プラント、冷却塔等のエンジニアリング
• 医薬・ファインケミカル分野向けプロセス機器の設計・製造

▲神戸本社（神戸市中央区）

機械系技術とその製品例

「バイオ天然ガス化設備」

下水を処理する際に発生する汚泥を、“バイオ天然ガス”という燃料として有効活用する取り組みを行っています。当社は独自のメタン精製技術を用いて、下水汚泥から発生する消化ガスのメタン純度を98％まで濃縮し、都市ガスとほぼ同等の高品質なバイオ天然ガスを安定精製することに、国内で初めて成功しました。
バイオ天然ガスを利用して発電や燃料製造、水素製造等を行っており、当社の手掛ける下水処理場は、エネルギーを創出する施設としての役割も担っています。

「回転ストーカ式焼却炉」

温暖化対策や燃料高騰の面から、現代の廃棄物処理施設は“熱回収施設”としての役割を期待されています。通常、廃棄物処理施設で発電を行う際は、ボイラから回収した熱を利用して発電しますが、当社独自の“回転ストーカ式焼却炉”では、炉本体からも熱回収が可能です。そのため、より高効率で発電することができます。他にも、排ガス量の低減や高い耐久性、安定した稼働性能といった特長があります。
このように、“回転ストーカ式焼却炉”は、環境負荷低減やエネルギー回収に優れた先進技術です。
また、多種多様なごみに対応可能なことから、東日本大震災の災害廃棄物処理にも利用されました。

「冷却塔」

冷却塔とは、蒸発潜熱を用いて水を冷やす熱交換器の一種で、例えていうと、水を自然の力で冷却する大きな“冷水機”です。工場の設備機器やビルの空調用機器などで使用されている冷却水を再冷却し、循環利用することを目的として使用されています。
当社では、1962年から販売を開始し、化学プラント、製鉄プラント、発電プラント、地域冷暖房設備など多方面で実績を積み重ねてきました。現在では、世界40数ヵ国にわたり5,000基以上の納入実績を持つトップメーカーへと成長しました。
また、近年では都市部のヒートアイランド現象を防ぐ救世主として冷却塔の活用方法が見直されています。当社では、省スペース化、白煙対策、騒音対策など周辺環に配慮した製品開発を行っており、今後も常に環境を意識した製品づくりを行っていきます。

「グラスライニング製反応機」

当社は、プラントのエンジニアリングだけでなく、医薬品や化粧品をつくる際に使用する大型の反応機（撹拌・反応タンク）も製造しており、化学工業機器メーカーとしても、みなさんの生活に密接に関わっています。
そもそも当社は、1954年、製造プロセスの心臓部となるグラスライニング製機器を中心とする事業からはじまりました。グラスライニングとは、グラスの高い耐食性と鋼の強度を併せ持つ複合材料です。当社では、その技術を用いて反応機を製造し、ファインケミカル、医薬品、石油化学、食品など幅広い分野で活用いただいております。
また、当社の反応機は、お客様によって利用される分野も目的も多岐に渡ることから、お客様の仕様に応じた個別設計による受注生産を行っているという特徴があります。例えば、撹拌する内容物に合わせてグラスの種類を選んでいただけるほか、撹拌の目的（混合・分散・伝熱など）に合わせて撹拌翼を選んでいただけることができます。今後も、グラスライニング製品のトップメーカーとして、新しい分野への用途開発を行っていきます。

▲世界最大級の焼成炉（播磨製作所）

▲多様化するニーズに応えたグラスメニュー

SUMMARY

社名

所在地

〒651-0072　神戸市中央区脇浜町1丁目4番78号
TEL：078-232-8019 　FAX：078-232-8055

設立

1954年6月

資本金

60億2,000万円

代表者

佐藤 幹雄

売上高

1,079億円(連結・2022年度実績)

従業員数

2,994名(連結・2023年3月末時点)

勤務地

本社：神戸市中央区
工場：兵庫県加古郡播磨町
研究所：神戸市西区
支社：東京、大阪