研究開発・設計、生産技術・製造、品質管理
当社は、大型船舶用エンジンの開発から、設計・製造・販売・アフターサービスまで一貫して手掛ける世界唯一の企業です。
国内外のエンジンメーカーへのライセンス供与も行っています。
現在、アンモニア・水素を燃料とした次世代脱炭素エンジンの開発を推進中!
IoT/AIの活用等デジタライゼーションを推進した新技術・サービスの開発にも取り組んでいます。
海に囲まれた日本において、大型船舶は国際物流の要。
その大型船舶を動かす心臓部となるのが、船舶用エンジンです。
当社は、大型船舶用エンジンの開発、設計、製造、販売、アフターサービス及びライセンス業務を一貫して行っています。
1910年にスタートした神戸発動機(株)が、三菱重工業の船舶用エンジン事業を継承し発足したのが当社「(株)ジャパンエンジンコーポレーション」。
長い歴史の中で培われた神戸発動機の技術力と、最新鋭エンジンを世に送り出してきた三菱重工業の開発力、次世代を切り開くソリューション力が、当社へと受け継がれています。
安全運航、省エネ運転、ライフサイクルコスト最適化を目的に、遠隔監視による主機診断システムや、IoTおよびAI技術を用いた各種モニタリングシステム等、デジタライゼーションを推進中。
将来的にはデジタルツイン技術を確立し、船舶の自律・自動運航の実現を目指します。
「社会と業界の発展に貢献」を経営理念の一つに掲げ、天然資源の効率的な利用を実現する低燃費エンジンの開発、ゼロエミッションを目標とした先進的な燃料転換の研究、海をきれいにする活動などの取り組みを行っています。
これらの取り組みは、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の達成に貢献できるものであり、当社は、持続可能な社会の実現を目指します。
地球上に存在する数多くの社会課題に対し、私たちに何ができるのか。
世界的視野を持ち、先頭に立ってカーボンニュートラルを推し進めることは、当社の使命です。
高品質な船舶用エンジンで安定的な国際物流を支えながら、美しい地球を次代に引き継ぐため、私たちは挑戦し続けます。
業界最高水準の低燃費を実現した「LSHシリーズ」をベースに、当社独自の完全燃焼技術と層状水噴射技術を融合することで生まれたエンジンです。
層状水噴射技術とは、ひとつの燃料弁から燃料と水を層状に噴射する技術。低燃費を追求した完全燃焼チューニングと、窒素酸化物を効果的に削減できる層状水噴射技術の組み合わせによって、燃料消費率の大幅低減(燃費率を従来比約5%改善)を実現しました。
また、燃焼性が良いMGO(マリンガスオイル)のみを燃料にすることでエンジンの損耗やトラブルが減少し、オペレーションやメンテナンス作業の負担が軽減されるというメリットもあります。
アンモニアは、燃焼時にCO₂を排出しないため、カーボンニュートラルの実現に向けて次世代燃料として期待されています。また、既存のインフラを活用することで、安価に製造・輸送できる特徴があることから、今後、大型船舶用の燃料としての需要が急拡大していくことが見込まれています。
アンモニア燃料エンジンでは、着火温度が高く、燃えにくい特性を持つアンモニアを確実に燃焼させる事が課題となります。
この課題を解決するために、当社独自技術である「層状噴射技術」を適用、アンモニアを燃え易いパイロット燃料とポスト燃料で挟み込むように噴射し、最適なタイミングで着火・燃焼させます。
加えて、将来的なアンモニアインフラ整備の進捗や環境規制の動向に応じたアンモニア混焼率の変更も可能であり、船舶の競争力低下や陳腐化の回避にも寄与します。
水素は、アンモニア同様、燃焼時にCO₂を排出しない次世代燃料であり、今後、発電・産業・運輸など幅広く活用されるカーボンニュートラルのキーテクノロジーとして、その需給拡大とインフラ整備の促進が期待されています。
水素燃料エンジンの開発においては、燃えやすい水素の燃焼を安定的にコントロールすることが課題となります。
この課題を解決するために当社では、燃焼室内が高温高圧に到達した時点で水素を直接噴射する『高圧噴射方式』を採用、パイロット燃料により着火することで安定的に燃焼をコントロールします。
さらに、パイロット燃料に替えて、電気着火することで、より環境性能の高い水素専焼エンジンの実用化を目指しています。
人々の暮らしと産業を支える海上物流。日本の貿易物資のほぼ100%が船で運ばれています。その動力となっているのが、船舶用エンジン。全長300m級の貨物船を動かすエンジンの高さは4階建てビルに匹敵し、出力は自動車の200倍にもなります。
大型船舶用エンジンの開発を手掛けるメーカーは世界に3社しかなく、当社はその中で唯一、この巨大なエンジンの開発から設計、製造、販売、アフターサービスまでを一貫して行っており、世界中の人々の生活に欠かせない海上物流を支える大きな役割を担っています。
私たちは、次世代脱炭素燃料エンジンの実用化を先導するファーストムーバー。
110年以上にわたり継承されてきたものづくりのノウハウと最先端の技術力を結集し、伝統と革新のスピリットで次世代エンジンの開発に取り組んでいます。
好奇心を原動力に、ダイナミックで人々の生活を支える製品・仕事に愛着とやりがいを感じながら、ともに成長していける仲間を求めています。
社内・社外の様々な教育コンテンツを取り入れています。
●新入社員研修:学生から社会人へのマインドセットやビジネスマナー習得をはじめ、会社規則、業界、当社の製品・仕事について学び、理解を深めることで、当社の一員としての意識を高めます。更に、配属部門でのOJTを通じて、社会人1年目に学ぶべき内容をプログラムに沿って計画的に習得していきます。
その他、●階層別研修 ●専門スキル研修 ●自己啓発支援制度等 様々なラインナップで、自己成長やパフォーマンス向上を目指す社員を積極的に支援しています。
株式会社 ジャパンエンジンコーポレーション