たかがパイプ、されどパイプ
SDGsへの取り組み
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〒586-8555 大阪府河内長野市楠町東1615番地
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同上
設計開発、品質管理、セールスエンジニア
ステンレス管、ステンレス条鋼、ステンレス加工品、鋼管(普通鋼)、機械(パイプ切断機など)の製造販売
ステンレスパイプの製造、販売を主力事業としている会社です。小ロット・短納期・高品質をモットーに、自動車部品から家庭用品まで、幅広い用途で使われるステンレスパイプを製造しています。
昭和4年、モリ工業は自転車部品となる普通鋼のパイプメーカーとして生まれました。昭和34年には、当時はまだ珍しかったステンレスの将来性に注目し、ステンレス業界に進出しました。近年では海外にも製造拠点を設立したりと、業界内でも確固たる地位を築いています。
当社の社是は「進取・独創・情熱・奉仕」。堅実さは維持しながらも、時代をリードする進取的、独創的な経営を推進し、これからも日本の産業、暮らしを様々な角度から支えるものづくりを実現していきます。
当社は、材料メーカーから入荷したコイルを「圧延」、「熱処理」、「スリット」する材料加工から手掛けており、その後「造管」工程にてコイルをロールでフォーミングし、溶接管を製造しております。また、造管後の二次加工技術も独自に研究し、製造の川上から川下までの生産体制を整えています。
中でもスリット材料をパイプに成形する「造管機」は、ほとんどが社内で設計、製作されたものです。
造管時の溶接方法は、「レーザー溶接」、「高周波誘導溶接」、「TIG溶接」等があり、造管機の構成ユニットは溶接方法に応じた仕様で設計されています。
▲社内の溶接造管機(レーザー、高周波、TIG)
この造管機をはじめとした社内設備の設計・開発に携わる「技術部」には、現在25名のエンジニアが在籍しています。当社の人材方針は「少数精鋭主義」。200台を超える社内設備の改良やメンテナンス、新規設備の開発から、他社へ販売している外販用設備の設計開発まで、この技術部が担っています。
現在稼働している設備について、現場の社員から使い勝手や改善点などをヒアリングするのも、技術部の大切な仕事です。そのため、当社のエンジニア達は、現場での製造スタッフとのコミュニケーションを欠かしません。工場内に設計事務所があるため、毎日自分の担当する設備を見に行ったり、その設備を使用するスタッフと会話をしたりしています。この「すぐに会いに行ける距離」で仕事ができるというのも、中堅規模の会社ならではかもしれません。
こうして出来上がった当社のステンレスパイプは、自動車部品、屋外施設の手すりやフェンス、工業用配管など、さまざまな用途で使われています。特に近年注力しているのは、エコ関連の製品です。
近年では燃料電池やエコ給湯器などは一般家庭でも当たり前になりつつありますが、その内部に、当社のフレキシブル管が使用されています。フレキシブル管とは、手で曲げられるようにパイプに溝をつける加工を施したものです。非常に繊細で、品質もかなり高いレベルが求められる製品ですが、お客様の要望に応えるため、リークテスタや超音波洗浄、目視検査など、徹底した仕上げ、検査工程を経て出荷しています。
<パイプ一筋 95年!>
当社が1年に製造するパイプの長さは、約56,000km。これは赤道一周を超える長さです。直径6mm の自動車向け部品から160mmの工場用配管まで、さまざまな用途で使われるステンレスパイプを製造しています。
また、その生産設備も社内で設計・製作されたもの。鉄鋼メーカーだけでなく、機械メーカーとしての一面も持つ会社です。元は社内の生産合理化のためにはじめた機械製作ですが、現在は販売台数累計1万台を突破し、国内外問わず他社へも多数販売しています
配属されて最初に任されたのは、工場内で使う台車の設計でした。自分の図面が製品になり、実際に現場で使われたときは、自分の仕事が誰かの役に立っていることが実感でき、嬉しかったのを覚えています。 また、社内設備の設計には現場の声が不可欠。作業者の利便性と安全性を兼ね備えた設備設計ができるよう、日々頑張っています。設計事務所は工場内にあるので、自分が設計した機械の様子をすぐに見に行けたり、ユーザーである作業者と気軽にコミュニケーションが取れる点が魅力です。
モリ工業 株式会社