山九 株式会社

事業内容

●プラント・エンジニアリング事業：
鉄鋼、石油、化学、電力、環境、他における新規建設およびメンテナンス事業、プラント設備や構造物などの超重量物輸送
●ロジスティクス事業：
国際物流、3PL、港湾、倉庫、陸上輸送、環境物流、特殊品輸送、構内物流、他

企業プロフィール

東証PRIME上場100年企業です。山陽（日本初の製油所）＆九州（日本初の製鉄所）にルーツを持つことから「山九」といいます。“モノづくりの最前線”である製鉄・石油化学・エネルギープラントの新規建設からメンテナンスに至る一貫責任施工を得意とし、「太平洋ベルト」の初期建設に幅広く関わりました。また、日常メンテナンスと法定シャットダウンメンテナンス工事を組合わせた山九独自の一括プラントメンテナンスサービス「SANKYU-3PM」を確立し、太平洋ベルトの安定稼働を支え続けています。また、人財育成に力を入れており、1年間におよぶ基礎技術研修で適性を見極めた上で初任配置を決定します。その後も機器装置責任者、工事区画責任者、プロジェクトマネージャーなど中長期的に能力を最大化するための様々な教育カリキュラムが充実しています。

▲日本国内製鉄所高炉改修シェア80%以上

▲風力発電設備建設プロジェクト

▲7,159tの橋梁一括架設プロジェクト

機械系出身者はオールマイティに活躍

機械系出身者は、製鉄系プラントの補修・改造工事の基本設計や詳細設計や施工管理を中心に、石油化学系、一般化学系、エネルギープラント系、環境プラント系など多様な分野での詳細設計や各種機器装置の製造管理やプラント建設全般の施工管理、それから、全長数十メートル／重量数百トンの超重量プラントパーツの輸送・据付の荷重・地耐力計算、搬入経路・機材計画、施工管理を担う超重量物輸送精密据付のスペシャリストなど、オールマイティに活躍しています。

1. 設計　Engineering
   プラントの基本設計、詳細設計を担当します。基本設計は、プラントオーナーへのヒアリングを通じてPFD、P&ID、マテリアルバランスシートなどを作成します。詳細設計は、制作発注可能レベルまで配管や塔槽や熱交換器などの機器の仕様・能力を決定し制作図を作成します。また、機器以外にも建築設計、電気計装設計も統括してプロジェクトの中心的役割を担います。それから、機器の製作・購入に関する手配・管理も担当します。

2. 調達　Procurement
   製鉄系から石油化学系などで使用される圧力容器や高圧配管や反応器や熱交換器など多種多様なプラント構成機器を自社工場で設計制作します。JIS規格だけでなくEUの工業規格をクリアしたCEマーキング機器装置について日本国内での設計製作が可能です。

3. 輸送　Transportation
   高さ100m、重量1,900tを超える蒸留塔等の巨大プラントパーツや、7階建ビルに相当する数千tに及ぶプラント・モジュールを製作工場から建設サイトへ届けます。海路・陸路での輸送経路・輸送手段の計画、荷重・地耐力計算、輸出入手続き等すべての工程を一括担当します。

4. 建設　Construction
   1日1,000人を超える作業者が安全かつ最も効率的に作業を遂行できるよう膨大な設計図に基づき、プラントを現実に現場で具現化するための綿密な施工計画・実行予算を策定し工程表に落とし込みます。建設サイトにおいて、施工方法や設計意図の理解度が最も深い立場ですが、あくまでも「監督者」であるため直接作業はしません。「段取り八部」の言葉の通り化学工学系・土木建築系・電気電子系分野の仲間の力を結集して最大の力を引き出す扇の要の役割を担います。
   また、プラント新規建設が活況な東南アジアでの顧客ニーズの高まりを受けて専門会社を建設し、世界最大のリンガークレーンを保有・運用しています。

5. 保全　Maintenance
   プラントは新規建設にかかるパワーよりも、建設後の生産能力強化や高い稼働率の維持にかかるパワーの方が大きいといっても過言ではありません。国内プラントは経年劣化が進む中、法改正による法定点検工事周期の長期化が重なりメンテナンスにかかる重要性が高まっています。非破壊技術を駆使して正確な蓄積ダメージを把握し、リスク低減に向けたメンテナンス設計を行い、最も経済的なライフサイクルコストと高稼働・高生産体制の実現を提供します。メンテナンス一括請負サービス「SANKYU-3PM」は国内外でプラントオーナー企業様より好評を博しています。特に海外ではサウジアラビア国営石油会社やダウ・ケミカルなど世界有数の石油化学メーカーとの直接契約受注へ続々と繋がっています。