株式会社 テクノスマート

事業内容

塗工乾燥装置の開発・設計・製造・販売

企業プロフィール

当社は1912年（明治45年）に創業し、繊維の乾燥に欠かせないヒーターから製品歴史がスタートしました。その後、乾燥機本体も製作し、繊維業界から紙業界への転身をする中で塗工機を開発・製作し、巻出から巻取までのひとつの生産ラインが完成しました。
創業以来、産業社会の発展に伴う多種多様なニーズに対し、常にお客様の声に耳を傾け、いかにニーズを形にするか、より高度な製品をどうすれば生み出せるか、そのような考え方に基づき、新技術を常に探求しつつ、新製品をお客様と一体となって開発し、これまで多くの高機能な製品群を機能性フィルム業界やエネルギー関連業界などに送り出してきました。
現在、日本はもとより、当社は世界の最先端の産業が必要とする塗工・化工関連装置を提供するメーカーとして、お客様ごとのニーズに応じた信頼される製品、洗練された技術をスピーディーに提供しています。
私たちテクノスマートは、これからも「塗工」・「乾燥」で世界の人々に貢献できる企業を目指します。

経営理念

誠実
　真心をこめて一流の製品を作り、お得意様の発展と地域社会への貢献ならびに我々社員の幸せの為に献身しよう。
行動
　全社員の英知と総力を結集し世界的な会社の創造に邁進しよう。
転回
　常に開拓者精神を培い、いかなる時勢の試練にも冷静かつ進取不屈の精神で事業永遠の繁栄に努力しよう。

営業品目

1. 光学フィルム塗工機：HC、AR、IMD、透明導電性フィルムなど
2. 機能性フィルム・紙塗工機：シリコン、ドライフィルムなど
3. 金属箔塗工機：FCCL、リチウムイオン電池、燃料電池など
4. 化工機械：PI、TACフィルムなど
5. 繊維機械：ガラスクロス、トウ繊維、酸化マグネシウムなど

機械系技術とその製品例

塗工乾燥装置の主要設備

• 巻出（繰出）設備：原反を解き下流設備へ基材を繰り出す設備
• 塗工設備：基材へ塗工液を塗布（ダイ塗工、グラビア塗工、バー塗工、スプレー塗工など）
• 乾燥設備：主に熱風による乾燥方式（ロールサポート式、フローティング式など）
• 貼合設備：塗工済み基材と貼合材のプレスロールによる貼り合せ
• 巻取設備：上流側で加工された基材を巻き取る設備
• フィード装置
• その他設備（蛇行修正設備、ガス濃度測定器、静電除去設備、温度調節設備、制御機器など）

塗工乾燥テスト装置「クリーンパイロットコーター」

生産装置を小型にした、高精度で高機能のテスト装置です。
光学系機能性フィルムの需要が伸び、同分野の事業拡大に対応していくため、クリーンルーム内でテストを行う必要が絶対条件であるというニーズのもとで開発されました。
クリーンパイロットコーターは、ダイコーター、FKGコーター、マイクロバーコーター、グラビアコーター、ナノコーター、デジタルコーターなど、お客様の要望や目的に応じて塗工ヘッドを交換することができます。
この装置はお客様との共同開発テストに使用され、新商品の検証や新規顧客の開拓に貢献しています。

乾燥設備「フローティングドライヤー」

テクノスマートの乾燥設備は、フローティングドライヤーと呼ばれる、浮上乾燥、熱処理方式です。プラスチックなどの材料は、温度が上がると伸び、温度が下がると縮みます。ベルトに乗せる場合やガイドローラーによる接触搬送加熱などと比べて、空中に浮上させたまま加熱、冷却することにより、伸縮で発生する擦り傷を防止できます。表示部品等の光学材料を生産する場合は、非常に細かな傷が致命的な欠点になるため、浮上乾燥は理想的な乾燥方法といえます。乾燥機の長さは一般的な装置で25mから30m、長いもので50mから70m、過去最長では300mに及ぶものもあります。