「化学の力で社会を変える」

株式会社レゾナック

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組織・人材開発部 採用担当

 

インターンシップ窓口

組織・人材開発部 インターンシップ担当

 

重点キーワード
幅広い分野で世界No.1、最先端の製品
ケミカルプラント・メカトロニクスの生産技術
自動車部品の材料開発・加工技術開発

配属先内訳過去3年間の平均値

機械系学生入社数

28

配属先内訳

研究開発・設計
36
生産技術・製造
64
その他
0

勤務地内訳

関西地区
0
その他の地区
100

事業内容

各種素材製品の研究・開発・製造・販売する総合化学メーカーです。
技術融合によりさまざまな技術・製品を作り出しています。

  • 半導体・電子材料:半導体材料、ハードディスク、SiCエピウェハなど
  • モビリティ:自動車部品、リチウムイオン電池材料など
  • イノベーション材料:機能性樹脂、セラミックス、アルミ機能部材など
  • ケミカル:石油化学品、有機化学品、黒鉛電極など

機械系技術とその製品例

【半導体材料】

当社グループは半導体材料のグローバルNo.1メーカーです。半導体製造プロセスにおける前工程(ウェハ工程)で使用される研磨材料(CMPスラリー)、成膜・エッチング用ガス製品、高純度溶剤や、後工程(パッケージ工程)で使用されるダイボンディングフィルム、封止材料、感光性フィルム、銅張積層板など多岐にわたります。またそれぞれの製品も世界で高いシェアを誇るものが多く、世界中の半導体製造で活躍しています。また、半導体パッケージ材料・プロセスにおけるオープンイノベーションの取り組みとして「JOINT2」のコンソーシアムを立ち上げており、他社を含む材料メーカーや半導体製造装置メーカー、半導体メーカーなど様々な参画企業との連携・共創にも取り組んでいます。自社材料に限らず、他社の材料・技術も組み合わせることでお客様にとっての最適なソリューション提案を可能にし、優位なポジションの構築を狙いとしています。
これらあらゆる製品を量産するためには、生産技術職・製造職はなくてはならない職種であり、多くの機械系出身者が活躍しています。既存製品の製造方法の改善はもちろん、研究開発者とともに製造方法の観点から新製品開発に携わり、新製品の量産を見据えた新たなプロセスの提案も行います。社内外の関係者と連携をとりながら、新規製品の製造導入、生産能力アップなどの技術開発の他、新工場の立ち上げ、グローバル生産体制の構築など、幅広くダイナミックな活躍の場があります。


【モビリティ製品】

当社グループの主力事業の1つであるモビリティは自動車部品などの製品を指し、大型樹脂製バックドアモジュールなどの内外装成形品から、高強度樹脂ギヤやディスクブレーキパッド、リチウムイオン電池材料まで多種に広がっています。自動車部品を樹脂で製造することで、自動車の軽量化や部品点数削減による生産効率化、自動車のデザイン性の自由度向上などに大きく貢献しています。特に当社は樹脂・金属などの様々な素材・材料の技術を有しています。これとお客様のニーズを満たす部材の設計開発力を掛け合わせることで、世界最先端の自動車産業を支えています。電動化などの時代の変化に対しても耐えうる製品ラインナップを有しており、複合技術の擦り合わせにより今後もイノベーションを重ねていきます。
実際の機械系出身の方の業務として、3D-CADを駆使した構造設計から構造解析や流動解析のシミュレーション、さらには製品の機械特性の評価などがあり、幅広く機械系の知識を活かして活躍されている方が多数います。機械的技術・知識を軸に化学素材を扱うことで、新たな製品開発を行うことができ、新領域への挑戦は止まることはありません。

▲半導体材料(左)とモビリティ製品(右)

【石油化学コンビナート】

大分コンビナートの製品として、エチレン・プロピレンなどの石油化学基礎製品、その誘導品であるアセチル系・アリルアルコール系誘導品などの有機化学製品があり、ほとんどの製品が、いわゆるケミカルプラントで製造されています。
これらの製造設備は、1年~数年の期間を連続で稼働するため、高い信頼性が求められ、それらを安全・安定に稼働させるためには、機械工学の基礎学問となる流体力学・材料力学などの4力学をベースに、制御、化学工学、法規制など多岐に亘る知識と経験が必要となります。また、長期連続運転には、稼働中のまま設備を診断する技術も重要で、独自技術の開発も行っています。
さらに、より高品質、高収率、高生産性達成に向けた、技術の開発、設備改造も重要な役割であり、プロセスエンジニア、電気・計装エンジニアや、製造部門との密接な連携のもと取り組んでいます。写真は、数年前に建設した最新ナフサ分解炉ですが、この設備は従来の設備に比べ大幅にエネルギー原単位を向上させることに成功し、コスト競争力を高めるとともに、温室効果ガス排出削減の点で大きな効果をもたらしました。
新人の育成にも力を入れており、出来るだけ多くの設備の新設・改造を経験いただき、将来の幹部候補として必要となる技術・知識を実務を通して修得していただきます。


【ハードディスクメディア】

当社ハードディスク(HD)工場では、HDドライブの記憶メディアを生産しています。情報化社会の進展に伴う情報量の増大により、HDへの記憶容量ニーズは爆発的に増加しており、我々はこれに応えるべく製品の高度化に日々邁進しています。そしてこの高度化への原動力を生むのは、我々が誇る研究開発と量産の一貫運営体制です。
当社は、お客様はもとより、海外を含むグループ内の他HD拠点と密接に連携し研究開発を行っています。この活動で産み出される高度化技術を即座に量産に顕現することで、世界のHD記憶容量向上を牽引してきました。そしてこのサイクルの要となるのが「量産設備化技術」です。
我々の量産設備化技術の強みは、素早い展開と高度な品質安定化です。最高の品質を最高のスピードで常に安定して量産するには、我々が持てる機械・電気・計装・IT等、あらゆるメカトロニクス技術の投入が必要でした。特に機械技術者についてはその影響の大きさから、高度化技術の量産化をリードする役割が求められ、プロジェクトの中心になっています。

▲石油化学プラント(左)とハードディスク製造ライン(右)

【化学品】

当社グループの祖業の一つである化学品事業では、川崎事業所を中心拠点として多くの化学素材を製造しています。その一つがアンモニアおよびその誘導品です。アンモニアは水素と窒素を原料として製造しますが、事業化した当初は食塩水の電気分解によって得られた水素を用いていました。現在、当社ではこの原料水素を、使用済プラスチックから取り出す技術で製造し、循環型社会の実現に取り組んでいます。
使用済プラスチックから水素を製造するKPR(川崎プラスチックリサイクル)プラントには、当社独自の技術が駆使されていますが、高温、高圧、腐食といった過酷な反応環境に対応できる装置設計が必要でした。機械工学の専門知識と技術を用い、大幅な設備改良を繰り返すことで、安定運転が達成できたプラントの一つと言えます。このように、原料の循環を抜本的に変えるような本質的な循環型社会実現への貢献を行えるのが化学メーカーの醍醐味の一つと言えます。
化学素材の製造は、一見どの会社も同じような技術・設備を用いているように見えがちですが、当社グループの個性的なプロセスを競争力ある製造設備として実現するためには、機械工学の技術者が不可欠です。機械系エンジニアは、ケミカルプロセスエンジニアとの日常的な連携のもと、化学工学、制御工学などの周辺分野の知識も身に付けながら、プラントの最適設計、建設、設備改良、保全管理を行っています。

▲KPRケミカルプラント(左)とエコなアンモニアECOANN®(右)

現況と特色

わたしたちはサプライチェーンの川中~川下までの幅広い技術・製品を有する強みを活かし、お客様のニーズの明確化・技術融合によるイノベーションを通して、顧客価値を提供します。
「半導体材料」は半導体製造工程で必要な各種材料を指し、わたしたちはグローバルNo.1メーカーとして技術トレンドの変化に即した材料ラインナップを有しています。「モビリティ」は自動車部品や電池材料などを指し、樹脂・金属などの高い技術力と部材を生みだす設計力を掛け合わせて自動車産業の成長を支えています。

当社の期待する人材

化学のものづくりは機械技術なくして具体化することはできません。機械工学の基礎学問の4力学をベースに必要な関連知識を習得しつつ、プロフェッショナルへの道を歩んでいただけます。弊社は化学メーカーの中でも、ケミカルプラントだけでなくエレクトロニクス製品のメカトロニクス技術開発、自動車用各種部材の加工設計まで、機械系技術者が活躍できるフィールドが非常に広いことが特徴です。その中でチャレンジングな課題に直面しても果敢に挑戦することができる方を求めています。

成長のカギ「研修テーマ」

若手であっても「挑戦」を求める「新人研修テーマ制度」;入社一年目の夏から一年間で達成すべき課題(テーマ)を、一人一人に設定します。その内容は最高技術責任者をはじめとする経営幹部で吟味し、実践的かつみなさんの成長を最大化できるものが選ばれます。初仕事で会社が自分に何を求めているのかが学べる、苦労はするが大きな達成感が得られる、自分の新たな成長目標が見つかる、と好評な制度です。

SUMMARY

社名
所在地
〒105-7325 東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング
TEL:03-6263-8000  FAX:03-6263-8001
創業
1939年6月
資本金
182,146百万円
代表者
代表取締役社長 髙橋 秀仁
株式
東証プライム
売上高
1 兆 3,926 億円(2022年)
従業員数
連結25,803名(2022年)
勤務地
国内:東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木、福島、長野、富山、三重、滋賀、兵庫、山口、大分 など
海外:アメリカ、メキシコ、ドイツ、イタリア、ポルトガル、インド、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、中国、台湾、韓国 など
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