最新技術を創造する真空装置のトップブランド

神港精機 株式会社

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〒651-2271 神戸市西区高塚台3丁目1番35号

 

TEL:078-991-3011

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同上

重点キーワード
真空・熱処理・プラズマ・光学の4つのコア技術
ノウハウの蓄積が可能にした開発力
環境にやさしくお客様に喜ばれる「ものづくり」

配属先内訳過去3年間の平均値

機械系学生入社数

1

配属先内訳

研究開発・設計
100
生産技術・製造
0
その他
0

勤務地内訳

関西地区
100
その他の地区
0

事業内容

各種真空ポンプ、真空諸装置、各種精密電気炉、半導体関係機器、各種精密投影機、特殊光学機器の製造・販売

企業プロフィール

神港精機は1949年に株式会社 川西機械製作所(現:富士通 株式会社)の苅藻工場の設備を借り受け、梳毛機・電気機器・発声映写機の製造メーカとしてスタートしました。1951年頃に当時の神戸工業の技術者であった江崎 玲於奈博士(1973年ノーベル物理学賞受賞)から高品質の真空ポンプの製作依頼があったことがきっかけで真空ポンプ・真空装置の製造を手掛けるようになりました。その後、大学や研究機関などから高真空蒸着装置や半導体関連の真空炉などを受注し、成膜技術や熱処理技術を確立してきました。青色ダイオードでノーベル賞を受賞した赤崎 勇博士の実験装置の立ち上げに携わったのもこの頃でした。
現在の神港精機の強みは「真空」、「熱処理」、「プラズマ」の基本技術をベースに多様な機器、装置を開発できる点にあると言えます。2つある生産拠点のうち本社神戸工場は真空半田付け装置に代表される電子部品関連の製造装置を製造し、滋賀守山工場では成膜装置および真空ポンプを製造しています。

企業メッセージ

1644年イタリアの科学者トリテェリが世界で初めて「真空」の存在を明らかにして以来、「真空」に関する研究は様々なステージで人類の発展に寄与してきました。そして今日、真空技術はあらゆる産業で不可欠な技術として注目されています。半導体電子部品産業をはじめ食品・医療・バイオ・自動車・機械・通信・エネルギー・宇宙開発などあらゆる分野で人々の生活を支え、豊かにするため成長を続けています。
私たち神港精機は半導体や精密電子部品など先端技術を支えるキーテクノロジーである「真空技術」を応用した製造装置およびコンポーネントのメーカとして、世界中の先端機械メーカや素材メーカと共に「ものづくり」に取り組んできました。
これからの神港精機にとって大切なことは、発想力や企画力、情報発信力です。「真空技術」の利用は多岐にわたり、これから開発されていく、さまざまな先端技術へも用途が広がっています。各分野のスペシャリストと共にタッグを組んで、新たな素材や機械を開発していくことで、エネルギー問題や地球環境の改善に役立ち、病気が治り人命が救われることにつながっていけばすばらしいことです。

世界へ向けて

産業のグローバル化に伴い、神港精機は世界に向けて最新技術を発信し、海外市場への事業展開を拡充してきました。各国に販売・修理代理店のネットワークを構築し、一体となってユーザへのサービスを展開しています。これら販売・修理代理店の協力のもと、神港精機の海外展開は今後ますます充実していきます。

3つのコア技術が先端産業技術を支える

神港精機が作り出す「真空技術」「熱処理技術」「プラズマ技術」を核とした各種機器・装置開発の歴史は日本の先端技術の発展の歴史でもあります。常に高い理想と技術を持ち、より高度な技術開発を続けることで様々な問題を乗り越えてきました。そして今、あらゆる産業分野で求められる安定した品質、高度な機能、環境への配慮など、より難度の高いニーズを満たす機器・装置を世に送り出しています。

幅広い産業に浸透している真空ポンプ

真空ポンプは用途によって、それぞれに適した方式のポンプがあります。当社が特に得意とし需要の多い分野は、自動車や航空機に代表される金属関係と化学産業の分野ですが、その他の広い用途にも、いろいろな方式の真空ポンプを供給しています。近年ではより環境にやさしく、過酷な用途でも安定した運転が可能なことを目的とした、独自のスクリュー型ドライポンプがたいへん好評で、需要に追いつけるよう増産を続けています。工場では高度な工作機械や測定機器などの導入を継続しておこなっており、新製品の開発や従来機種の改良に活用するとともに、更なる品質向上と安定供給にも努めています。

最新分野への応用

「真空技術」は古くは電球や蛍光灯、そして近年のスマートフォンやパソコン、太陽光発電パネルなど最新分野の製造工程には欠かせないキーテクノロジーとして幅広い分野に応用されてきました。これからますます広がるIoT(もののインターネット)、自動車の自動運転、8K放送、5G通信など最新分野で「真空技術」を使った研究開発が行われています。

今後の事業展開

硬くて滑らかなダイヤモンドライクカーボンを自動車の駆動部品にコーティングすることで燃費を抑え、二酸化炭素の排出量を削減するとともに乗り心地を向上することができます。神港精機はこういった高付加価値であって環境にやさしい機能をもたらす装置開発を続けています。今後実用化が進む水素エネルギーへの取り組みなど、5年後、10年後の日本の新しい「ものづくり」を見据えて、神港精機の「真空技術」を積極的に新しい分野に広げていきます。

機械系技術とその製品例

アーク放電型マグネトロンスパッタリング装置

独自開発による高密度マグネトロンカソード(アーク放電型マグネトロンカソード)を搭載したスパッタリング装置です。新開発アーク放電型マグネトロンカソードは従来型カソードに比べ低圧力・低電圧・大電流での成膜が特徴です。独自の高密度プラズマスパッタにより他のPVD法では得られない緻密で平滑な薄膜が形成できます。金型、切削工具をはじめ、水素フリーのダイヤモンドライクカーボン膜も成膜可能で、自動車部品の摺動性向上に活躍しています。

真空半田付装置

真空中ではんだを溶融させることにより、はんだ中のボイドを除去します。また、予備加熱を還元雰囲気中で行うことにより、フラックスレスはんだ付けを実現します。ハイブリッドカーや新幹線を始め、高信頼性を要求される製品の製造に貢献しています。
神港精機のコア技術である「真空技術」と「精密熱処理技術」に加え、「ガス雰囲気制御技術」の融合により、兵庫工業会で会長賞、経済産業省「第2回ものづくり日本大賞」製品・技術開発部門で優秀賞を受賞しました。

▲バッチ式真空半田付装置

▲連続式真空半田付装置

スクリュー型ドライポンプ

スクリュー型ドライポンプは、ポンプ内で真空をシールするための油や液体を用いない真空ポンプであり、半導体・電子部品・自動車・化学・医薬品等の業界で使用されています。スクリュー型ドライポンプのロータは、その構造上内部スキマが線シールとなっており、吸入物による摩耗・折損・腐食等により、性能を維持できなくなる場合がありましたが、この線シールを独自設計によって面シールとすることで、漏れが少なく、耐久性の高いドライポンプを完成させることができました。 このスクリューロータは、「日本機械学会関西支部賞 技術賞」を受賞しました。

現況と特色

神港精機は真空技術の専門メーカーとして70年におよび蓄積してきた数々のノウハウを生かし、最先端のエレクトロニクス・新素材分野から自動車部品・医療用機器等あらゆる産業分野で役立つ革新的な真空機器装置を開発製造しています。その他、精密投影機・特殊光学測定機等の光学機器の製造も手掛けており、多くの取引先メーカーから好評を得ています。単に量産ラインによる規格品の開発製造だけではなく、多様化するユーザーニーズに対応して、真空技術を用いた機器装置をオーダーメイドで開発製造しており、真空のトップブランドとして国内はもとより海外からも高い評価を得ています。
また、神港精機では「良き企業市民として新しい技術に携わることを誇りとし、環境に優しくお客様に喜ばれる、『ものづくり』によって社会に貢献する」という企業理念のもと、より高い品質の製品やサービスの提供を目指すと共に、環境に優しい企業活動の展開を常に心掛けています。

当社の期待する人材

お客様に対して、また社員同士で円滑なコミュニケーションができる人、そして自ら仕事を創り出し推し進めて行ける主体性と積極性のある人を求めています。世のため、人のために役立つ仕事を実感したいという「気概」をもった人に活躍の場を提供できる会社です。

充実した福利厚生

年間休日126 日、各種手当(皆勤手当・住宅手当・家族手当)や食事補助、独身借上寮制度など安心して働ける環境を整えています。

SUMMARY

社名
所在地
〒651-2271 神戸市西区高塚台3丁目1番35号
TEL:078-991-3011  FAX:078-991-2860
設立
1949年1月24日
資本金
3億7,500万円
代表者
代表取締役社長 眞下 忠
株式
非上場
売上高
48億9,300万円(2022年)
従業員数
194名(2023年4月)
勤務地
国内
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